2020年03月08日


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世界征服”かつてバトラーツが旗揚げ当時に掲げた野望だ。
世界中の人間の魂を揺さぶってやる。
夢を忘れた人には夢を。
勇気を忘れた人には勇気を。
道に迷った人には光を。

"いい試合"なんかクソ喰らえだ。
世間が気にくわない。常識が気にくわない。何かわからねぇけど、全てが気にくわねぇ。
そんな、青い時代のフラストレーションを生々しいままの魂のギラギラしたエネルギーをぶつけ合っていた。
胸ぐら掴んででもこっちを振り向かせる。圧倒的な闘いで、偏見を黙らせる。たとえこの身がぶっ壊れても、誇りは捨てない。譲れないものは譲れない。
たとえ神にあらがっても。
それが”俺の”バトラーツだった。
そしてその対岸にはいつも"ヤツ"がいた。
相手を殴ってるんじゃない。俺たちは相手の向こうにいるクソッたれの世間を殴ってるんだ。

身体がぶっ壊れるのが先か。
世間が俺たちを認めるのが先か。
そんな刹那的な闘いをずっと続けてきた。

Yuki Ishikawa vs Daisuke Ikeda 
ドイツのwXwという団体が、バトラーツスタイルの試合をテーマにしたAmbition という興行の特別枠、スーパーファイトに石川雄規vs池田大輔をオファーしてきてくれた。
彼らが青年時代、海の遥か向こうで夢中で観てくれていたバトラーツ。その石川vs池田をドイツに持って来たいと。
共に50代になった俺達の闘い。
試合が終わると、1000人近い観客は総立ち。スタンディングオベーション。
バックステージにもどると、選手たち、スタッフに大喝采で迎えられた。
『鳥肌が立った』
『ものすごいものを見た』
会場売店に行ったら、ファンの人々が、俺のブースに長蛇の列になっていた。

池田とふたりで宿泊のホテルにもどった。
ロビーからエレベーター向かった角、
女性とばったり出くわした。
びっくりして固まる女性に”excuse me ”と言うと、彼女はおもむろに話しだした。
『You guy's fight , made me cry. it was so impressive. 』
我々の試合を見て泣いてくれたらしい。
さらに熱く感動を語りはじめてくれた。
すぐに目に涙があふれ
『ごめんなさい。思い出すとまた泣けてきて. . . 』

こちらまで胸が一杯になった。

夢追いて
削る我が身の激しさは
君にしたたむ恋文と知れ

俺の恋文はドイツ女性の心にも届いたようだ。

試合前、池田が呟いた。
『やっと世界に来ましたね』

50代になった俺達の闘いがヨーロッパに。
これが遅すぎたのか、そうでないのか。
きっとその答えは俺達が自分で創り上げてゆくものだろう。
なぜなら世界は未だに気にくわねぇことだらけだから。

俺の世界征服の野望は、きっと死ぬまで消えることはない。

情念の炎は、決して燃え尽きることはない。

posted by 石川雄規 at 06:35 | 日記
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