2010年01月25日


日本の夜明けと云われた明治維新。その日を迎えるまで、日本はおおいに揺れた。佐幕派、倒幕派、勤王、攘夷・・。様々な思想、言葉が生まれ、激しく論じられ、闘いも起きた。
歴史はややこしくて苦手な人も多いかもしれない。
おおまかにわかりやすく話してみようか。
○みんなの一番の目的
「日本国を守ろう」
ということ

そのためにどうすればよいか?
○腐りきった徳川幕府を倒さねばならぬ(倒幕派)
○徳川だってまだ底力はある。徳川を中心にもう一度力を合わせねば(佐幕派)

倒幕派にもいくつかある
◆徳川を倒して薩摩が将軍を立て、日本をとりまとめる!
◆なにを言うか!長州こそが徳川にとってかわるのだ!
◆いや、朝廷(天皇)の元、みんながまとまり、新たな政治形態をつくらねばならない。
☆その為には徳川幕府を倒さねばならないのだ。
☆いや、倒し方が問題なのだ。今、国内戦争を起こしては、国力が弱まり、日本を食い物にしようと企んでいる異国の思うつぼ。国内戦争をせずに政治形態を変え、国力を強化しなくてはならない。
☆そんな、無血のクーデターなんてありえない。
☆いや、それができるがじゃ!徳川が自ら政権を朝廷に還し、一大名にもどるのだ。そのためにこそ、幕府に対して絶対的な力を見せつけるため(戦しても絶対にかなわない、と戦う前に試合放棄させるように)、一番力がある薩摩と長州が手を組んで巨大勢力を作るのだ。そうすりゃ他の諸藩もついてくるのは目にみえている。(坂本竜馬)
倒幕派(そもそも漠然とではあるが。つまり“日本を守る為には倒幕じゃ”という情報しか周りにはなかったから)であった竜馬は幕臣である勝海舟を斬りに行くが、そこで勝海舟の理念を聞き“これこそ往く道である”と弟子入りしてしまう。歴史が動き始めた瞬間である。
竜馬は倒幕派でありながら、幕府の要人たちと付き合いはじめる。


☆徳川が自ら政権を還すわけがなかろう!戦じゃ!

ここで倒幕派として仲間であった、竜馬と西郷薩摩勢、桂長州勢との間に“ズレ”が生じてくる。
同じ倒幕派であっても、“自分たちが徳川に取って代わりたい”薩摩、長州。
アメリカのように“現代のような政治”の体制を作りたい竜馬。(つまり、身分差別が無いあたらしい世)
「新しい世を作らねばならぬ。徳川が代わって薩摩将軍、長州将軍になるのでは日本は変わらないのだ」という竜馬。

☆実際、竜馬の言う大政奉還が実現してしまうと、“徳川に取って代わりたい”薩摩、長州は困ってしまう。
「何をやってるんだ竜馬、おまえは倒幕派じゃなかったのか?そんな、徳川を守るようなことをして、やはりおまえは佐幕派に寝返ったのか!」

「わしは、何派、何派と割り切れんがじゃ。」
そう、竜馬にとって一番の目的は
身分差別を無くし、新たな世、強い日本国をつくり、異国に侵略されないようにすること。
尊王攘夷、勤王倒幕、いろいろ混ざり合っているのが実情だろう。
佐幕攘夷もあるだろうし倒幕攘夷もあるだろうし。

みんなひっくるめれば「日本を守るため」という共通の目的であった。そのためにはどうするべきか、の様々な思想が生まれ、武力的闘いさえ起きて、国内が荒れに荒れたあの時代の事情。

自分たちが権力を握りたい薩摩、長州にとって、竜馬はいつしか“邪魔な存在に”なった。

薩摩長州の最初の目的かそれであれば、彼らにとって目的がズレたとは言えない。もちろん竜馬にとっても同じことが言える。ただ入り口の倒幕というキーワードのみが共通点であった故、竜馬と薩摩、長州は自分たちは仲間だと思い、共に戦ってきたが、各々の“往くべき道”が明確に見えてきた時、別々の道を歩くことになっただけで、
決してそれは裏切りでもなんでもない。

前置きがすさまじく長くなった。

華名がパッションレッドを離れた。
華名は復帰してから“自分の往く道”を探した。でもそれはどうするべきかわからなかった。何をするべきか・・。
“熱く元気に情熱あふれる闘いを。女子プロレスの未来を私たちが切り開く!”(正確な言葉はわからないが、こんな意味ではないだろうか。間違っていたらすまない)という共通の目的。
“パッション”をキーワードに3人が集まった。
※断っておくが、正確ないきさつを議論するつもりはない。今ここで書いているのはそういった論点の話ではない。

目的のためにどうしたらいいのだろうか・・。
それぞれの思想があったであろう。
あるいは、共通の目的以外は漠然としていたのかもしれない。
少なくとも華名はそうであったはずだ。

しばらくして華名は“往くべき道”を見つけた。

竜馬が勝海舟に出会ったように。

“当初からの目的”のために邁進した。もちろん今も、今後も。揺るぎなく。

パッションレッドのリーダーが誰だとか知ったことではないが、そもそも共通の目的の為にユニットを組んだ3人。その目的は今でも変わらず、ただ“そのやり方”の考えにズレが生じただけ。

華名がそのユニットを離れるのは裏切りでもなんでもない。
あたりまえ
の流れだ。

賢い皆様ならもうおわかりだろう。何故あんなに長い前置きを書いたか。
文字を置き換えてみてほしい。
歴史の勉強は未来の勉強でもある。

この件に関しては、内外でいろいろ話題になるかもしれない。
頭の悪い安っぽい文章には踊らされず、頭を整理してほしい。

俺は勝海舟みたいに立派ではないが、
華名の往く道を、ずっと見守ってゆきたい。

石川雄規の遺伝子を継ぐプロレスラー、華名の行く末だけはしっかりと見届けたいと思うのだ。
posted by 石川雄規 at 12:59 | 日記
spacer