2010年03月09日


[セミファイナル]
スーパータイガーvs山本裕次郎

◆スーパータイガーは迷っていた。総合格闘家である彼が、リアルジャパン旗揚げに際し伝説の虎のマスクを“被らされ”た。
ヒーローのマスクをかぶらされたものの、どう闘うべきか明確なプロデュース指針もされぬまま、デビューに向けその時リアルジャパン旗揚げ時、プロレスコーチとして協力体制にあった折原選手の指導を受けることになる。
これがいけなかった。(折原さんが悪いというわけではない。UWFの象徴である銀の虎の進むべき道と、コテコテの全日本プロレス系のベクトルは対局にあるといえよう。)

虎は迷っていた。

“ショッパい”と言われ、歯痒かった。

ある時、リアルジャパン道場に行き、佐山先生と雑談していた時、先生にDVDを観てもらった。
石川雄規vs池田大輔、赤レンガ大会の映像だった。
しばらくジッと画面に見入っていた先生が、画面から目をはなさないまま大声で呼んだ。
「おい!○○、△△!(タイガーとシャークの名前)来てみろ。これだよこれ!これなんだよ!これがストロングスタイルだよ。見てみ!これなんだよ!」
あまり彼らの出稽古を良しとしない先生が言った。
「おまえら、社長のとこ行って教わってこい。」
石川塾との出会いであった。

二人揃って道場を留守にするわけにいかないようで、当初“改造が必要”なスーパータイガーが頻繁に通ってくることになった。
ちょうど時を同じくしてタカ・クノウ、山本裕次郎、も通って来始めた頃だった。
タイガーは、プロフェッショナルレスリングとは、総合格闘技の延長(更なる奥深いもの)にあることに確信をもちはじめた。
“そのままでいいんだ”
と。
格闘技とプロフェッショナルレスリングは別物じゃない。

「どんな虎になればいいでしょうかね?」
とタイガー。
「・・哀しみの虎になれ。ヒーローは本来いつでも孤独で哀しいものだ。仮面ライダーだって、悪の軍団にさらわれて、無理やり改造されちゃうわけでしょう。正体を親兄弟、友人にも秘密にしなきゃいけない。辛くても弱音も吐けない。すさまじい孤独。
最近のヒーローたちは違うのが多いじゃん。正体もわかっていて、“俺だってみんなと同じ普通の人だもん。弱音も吐くし挫ける。だけど頑張る。”
みたいなね。
君には、“昭和のヒーロー”の持つ陰を感じるんだ。孤独と宿命を背負った“選ばれし者”のね。
台湾に一緒に行った時。大きなパーティーで、何十人が殺到し記念写真をねだられる彼の姿があった。
彼は超虎仮面の重さを実感し、己の宿命に腹をくくった。


スーパータイガーvs山本裕次郎は、バトラーツの黄金カードとなる予感がする。
対する山本については、過去日記にて書いている。2年程前なので読んでいない人も多いかもしれないし、読んだ人ももう一度読み返してほしい文章である。

http://ishikawayuki.blog.players.tv/pages/user/m/article?article_id=15671014&stq=session%3A%3A%3A%3A2377c65db82e2d886eef2b8e51ebfe9a

■バトラーツ北千住大会
■3月14日(日)
■開場/16:00
開始/17:00
■シアター1010(miniシアター)
■SRS席 6000円
自由席 5000円
小中生 1500円

[第一試合]
矢野啓太vs成田吉駿

[第二試合]
竹嶋健史vs三州ツバ吉

[第三試合]
タイガー・シャーク&斎藤彰文
vs
焙煎TAGAI &間下隼人

[セミファイナル]
スーパータイガーvs山本裕次郎

[メインイベント]
石川雄規&澤 宗紀
vs
臼田勝美&竜司ウォルター
posted by 石川雄規 at 15:21 | 日記
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