2013年03月09日


昨年度まで9年間小学校のPTA会長でした。
10年目の今年度は初めての中学校のPTA会長。
そして会長も今年でおわり。
贈る言葉シリーズも今年で最後になります。

今回は命について触れてみました。

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卒業生のみなさん、本日はご卒業おめでとうございます。
保護者、ご家族のみなさま、おめでとうございます。
時の流れは早いもので、ついこの間小学校を卒業したと思えばもう中学校卒業。
みるみる大人びてくるご子息ご令嬢の成長した姿に、感慨もひとしおのことと拝察いたします。

さて、卒業生のみなさん。今日のこの日を迎え、どんな気持ちでしょうか。
今の時代、いじめやら自殺やら、悲しい事件ばかりが耳に入ってきます。
無責任な情報が乱れ飛び、誰もが道を見失いがちな世の中です。
そんな時代をこれから生きていかねばならない君たちが、どうか道に迷うことがないよう、願いをこめて言葉を贈りたいと思います。
君たちは縁あってこの世に生を受けました。
両親からの祈りと願いを受け命をもらった君たちは、前の世代から受け継いだものを次の世代に伝え繋いでゆく使命があります。
命を自分だけのものと思ってはいけない。
命とは繋いでゆくもの。
命とは自分のものであって自分だけのものではない。
積み重ねられた人々の想い、自分の想いを次の世代に伝え繋いでゆくものなのです。
命が宿りて宿命を負い、
その命を運ぶのが運命。
人生とは出会いと別れの繰り返し。
人は、一刻一秒の分岐点を積み重ねながら、互いに影響を与え合ってゆくもの。
君はいつか誰かと出会い、その人に多大なる影響を与える宿命を持っている。
逆もまたしかり。
それ故、どんなに辛くても自分の人生を放棄してはいけない。
絶対に自分で命を断ったりしてはいけないのです。
君たちはまだ人生経験が浅く、今いるところが全て、と思ってしまうかもしれない。
でも、世界は広いんだよ。
これから君たちが歩んでゆく世界はとてつもなく、広い。
道はいくらでもある。
死にたいくらい辛い時は、逃げちゃいなさい。
そう、気づいていないだけで道はいくらでもあるんだ。
走り疲れたら歩けばいい。
歩き疲れたら休めばいい。休み疲れたらやがてまた走りたくなる。
死んじゃったら全て終わりなんだよ。
この先の未来、広い世界には、まだ見ぬたくさんの人々、出来事が、君と出会うのを心待ちにしている。
その時々に、やれることを最大限に努力し自分を高めなさい。
そうすれば、必ずや、次のステージにあがるための出会いに遭遇するはず。
ぼんやりしてると、せっかくの出会い、チャンスを気づかないままおわります。

夢中で生きても一生、ぼんやり生きても一生。です。

大人になるにつれ、様々な世界がひろがります。残念ながら世の中は正しいことばかりではない。
くだらな情報や時代の嘘に、その心を曇らせぬよう。
大切なものを見失わない正しい心を持ち続けてください。
人を羨むヒマがあったら自分を磨きなさい。
不満を言うヒマがあったら自分を高めなさい。
苦しみ、辛さには全て意味があるのです。
人生は、誰にとっても初めての、そして一度きりの旅路です。
君たちの前に道は無く、君たちが踏み出すそのひと足が道となるのです。
苦しいことも楽しいことも、これからの方がずっとたくさんある。
どんなに辛い道のりでも、たとえ遠回りしても、それを越えれば必ず頂上にたどり着きます。
そしていつか、君だけの素敵な頂上の風景を見つけたら、大切な誰かに語ってあげてください。
道に迷っている友達がいたら、「大丈夫」と力強く励ましてあげてください。
この3年間、縁あって巡り会った仲間達。これからそれぞれの道に別れ進んでゆくけれど、一緒に過ごした思い出は決して消えることはない。
それはまぎれもなく君たちがこの中学校で共に過ごし、共に成長をした証だから。
君たちが忘れないかぎり、いつもその心に生きているはず。
この校舎を、今まさに巣立たんとするみなさんに、心からの祝福を贈ります。
卒業おめでとう。
posted by 石川雄規 at 14:24 | 日記
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