2013年03月13日


■2006年度小学校卒業式
さて皆さん、今日で学校とお別れですね。別れというのは出会いのはじまりで、人生とはこういった出会いと別れの繰り返しなんです。これからみなさんはいろいろな人と出会い、別れ、様々な影響を互いに与え合ってゆきます。大人への階段を昇ってゆくにあたり、これから次々に経験する新しい環境に戸惑うかもしれません。でも心配は要りませんよ。お父さんもお母さんも、先生達も、みんな通ってきた道なんです。覚えていますか。2年前、授業で一緒に勉強しましたね、生きるってどういうことか。夢とは信じること、勇気とは信じること、強さとは信じること。そして夢も勇気も強さも、みんな自分で手にいれてゆくものであるということ。形の無いものこそが大切なのだと。悲しかったら大声で泣きなさい。嬉しかったら飛び上がって喜びなさい。そして、人の幸せを共に喜び、人の悲しみに共に涙できる、そんな人になってください。人はそうして手に入れた思い出を成長と呼ぶのです。
今 世の中ではいじめやら自殺やら、悲しい事件がたくさんあります。約束してください。どんなにつらくても絶対に死んではいけない。君たちは夢をかなえるためにこの世に生まれてきたんだ。それだけは忘れないでください。これから先、この広い世界には、たくさんの人たちが君たちと出会うのを心待ちにしている。どんなことがあっても強く生き抜いてください。挫けそうになったら友達に言いなさい。先生に言いなさい。家族にいいなさい。それでもダメだったら、オレのところにきなさい。必ず守ってあげるから。みなさんがどんな大人になってゆくのか、とても楽しみです。この学校でで君たちと出会えたこと、本当に嬉しく思っています。頑張ってね。卒業おめでとう。


■2007年度小学校卒業式
さて、卒業生のみなさん、今日でこの小学校ともお別れです。私もこうして卒業生を見送るのも、もう5回目となりました。私が会長になったのは、みなさんがまだ2年生で、まだこんなにちっちゃい時の事です。みなさんには、長いような短いような、きっとそんな6年間だったと思います。特別授業でみなさんと一緒に勉強したこと、昨日のことのように思い出されます。生きるということはどういうことなのか、一緒に考えましたね。心・勇気・努力・夢・・形の無いものこそが尊いのであり、そして自分で手に入れてゆくものであるということ。みなさんには少し難しいかなとも思いましたが、ひとりひとりの真剣な眼差しがその不安を消してくれました。
『君たちは何のために生まれてきたのかな?』という問いに即座に手が挙がり、『夢を叶えるためです!』という力強い答え。嬉しかったよ。
これから新しい世界に入ってゆくにあたり、様々な環境の変化に戸惑うかもしれません。どうか、今のまま、まっすぐに成長してください。自分を信じ続けるということは、相当に強い意志が必要ですが、君たちなら大丈夫。そうだよね。
体も、経済力も社会的地位も、大人には到底かなわない君たちですが、ふたつだけ絶対に負けないものがあります。それは、自分を信じる力とそれから、未来に残された時間。それを決して忘れないでください。
人は命が宿りて宿命を負い、命を運ぶのが運命です。人生とは、人と出会い別れ、一刻一秒の分岐点を繰り返しながら互いに影響を与え合ってゆくものです。
君はいつか誰かと出逢い、その人に多大なる影響を与える宿命にある。逆もしかり。それゆえ、どんなに辛くても自分の人生をおりてはいけない。絶対に自分で命を絶ったりしてはいけないのです。君がもし、宿命の舞台を勝手に放棄したら、いつか君と出会って、人生の分岐点に導かれる運命の、まだ見ぬ誰かが路頭に迷うではないか。君がもし途中で勝手に消えてしまったら、いつか君と出逢い、愛し合う運命の誰かが路頭に迷うではないか。君たちは必ず生き抜かねばならないのだ。
隣の友達を見てごらん。前後の友達を見てごらん。周りを見てごらん。みんなそれぞれの道を歩いてゆきます。大人になるにつれ、ずっと会わない人の方が多いかもしれない。でも、間違いなく同じ時代を、同じ場所で過ごした、よっぽどの縁のある友人達だ。君が忘れない限り、仲間はいつまでもずっと心の中で君の傍にいる。辛いとき、悲しい時、寂しい時、嬉しい時、この小学校で過ごした日々を思い出してください。君たちは決して独りではないのです。
さあ胸を張って、自信を持って歩いてゆきなさい。
みんなのことはずっと忘れないでいるからね。
卒業おめでとう。

■2008年度小学校卒業式
さてみなさん。いよいよ卒業ですね。六年間通った小学校とも今日でお別れです。
長いようで短かった年月、それと、これから皆さんが歩いてゆく長い、長いみちのり。つまり人生も長いようで短いものです。まだわからないかもしれないけれど、この言葉を覚えておいてください。「人生とはぼんやり生きるには長すぎて、夢中で生きるには短かすぎる」
誰でも時が経てば必らず大人にはなります。なんの努力もしなくても大人になってしまうのです。素敵な大人になるか、つまらない大人になるかは、これからのみなさんの生き方次第です。
中学生になり、新しい環境に戸惑うかもしれません。でも心配はいりませんよ。お父さんもお母さんも、みんなが通ってきた道なのです。人生とは出会いと別れの繰り返し。みなさんはこれからいろいろな人と出会い、別れ、様々な影響を互いに与えあってゆきます。泣いたり笑ったり、怒ったり悲しんだり。悩みも苦しみも、涙も喜びも全て意味があるもの。みなさんの人生の道しるべ、なのです。
人の幸せを共に喜び、人の悲しみに共に涙できる、そんな人になってください。人はそうして手に入れた思い出を“成長”と呼ぶのです。
夢とは信じること、勇気とは信じること、強さとは信じること。そして夢も勇気も強さもみな自分で手に入れてゆくものであるということ。生きるということは、誰にとっても初めての、そして一度きりの旅です。君たちの前には道はなく、君たちが踏み出したその一足が道となります。自信を持って道を切り拓きなさい。
私たち大人が持っていなくて、君たちが持っているもの。わかりますか?それは「未来に残された時間。可能性という名の宝物」です。
君たちは、夢を叶えるためにこの世に生まれてきたのです。それを決して忘れないでください。
未来にはまだまだ君たちの知らない世界が果てしなく広がっています。たくさんの人たちが君と出会うのを心待ちにしています。楽しいことも苦しいことも、嬉しいことも悲しいことも、これからのほうがずっとたくさんあるのです。本当の勉強はそこからが始まりなのです。
どんなに辛い道程でも、それを越えれば必ず頂上にたどり着きます。そしていつか、君だけの素敵な頂上の風景を見つけたら、大切な誰かに語ってあげてください。道に迷っている友達がいたら、「大丈夫」と力強く励ましてあげられる、そんな大人になってください。
明日から別々の道を歩きだす友人たちと共に過ごした六年間。たくさんの仲間、想い出は、君たちが忘れないかぎりいつまでもずっと心の中で君の傍にいるはずです。君たちは決して独りではない。さあ胸を張って、いよいよ旅立ちの時です。この学校で育ったみなさんが、これからどのように輝いてゆくのか、とても楽しみです。
がんばってね。
卒業おめでとう

■2009年度小学校卒業式
毎年恒例。みなさんに卒業式祝辞のお裾分け。
今年は故手塚治虫先生の「雨降り小僧」のお話を紹介することにしました。


むかし昔、山の中の田舎の小さな小学校に“もー太君”て子がいました。
もー太くん、あんまり友達もいなくていつもひとりで遊んでいました。
あるとき、川原の橋の下で不思議な子供と出逢いました。
その子は、古くさい服を着て、むか〜しの“簑”をかぶっていました。傘が無かった頃、雨よけのために、藁で作った(こ〜んな)三角のやつ。
「おめえ、変な格好してるなぁ、どっから来たんだ?それに・・」
なんとその子の頭の上だけ雨が降っていました。
「なんでおめぇのとこだけ雨が降ってんだ??」


「オラ“雨降り小僧だ”妖怪なんだ」

ふたりはそれから友達になって、毎日一緒に遊びました。

ある日、もー太くん、長靴を買ってもらいました。
むか〜し昔の話です。
長靴なんてそりゃ高級でめったに買ってもらえない時代です。

「いいな〜、もー太。おいらにその長靴おくれ!」

「や・やだよ。」

雨降り小僧は、きたないゾウリをはいていて、ましてやいつもそこだけ雨がふってるから、足は泥でドロドロなんです。

「ちょうだい。おいらにおくれよ。」

「やだったら!やだよ。」

「・・・そしたらさ、もー太。もー太の“願い”を三つ叶えるからさ。そしたらくれるか?おいら妖怪だから、少しくらいなら不思議な力を持ってるんだ」

「う〜ん。願いか・・・。わかった。3つの願いだね。叶えてくれたらこの長靴あげるよ。約束する。」

「やった!!約束だど。」
雨降り小僧は飛び上がって喜びました。

それから何日か後、もー太くんはガキ大将達にいじめられてました。
「雨降り小僧!ひとつめの願いだ!助けておくれ!」
「おやすいご用だ!」
雨降り小僧は大雨と雷を鳴らしてガキ大将たちを退散させました。


またある日、もー太くんはせっかく捕った自慢のカブトムシを、ガキ大将達に取り上げられました。
「雨降り小僧!悔しいから、もっと珍しいものをちょうだい」
雨降り小僧は、もー太をあずき洗いのじじいの所に連れて行き、七色に輝く亀をもらいました。

そして三つめの願いをする時がきました。

その日、学校が火事になってしまったのです。
みんな大慌てです。
「雨降り小僧!大雨をふらして火を消してくれ!」
「や・やだよ!おいらの簑には水よけの油が塗ってあるんだ。火がついたら死んじまうよ!」
「最後のお願いだよ。これを叶えてくれたら長靴あげるから」

どうしても長靴が欲しい雨降り小僧は、大雨を降らし、体に火がつきながらも命からがら火事を消しました。
「アチチチ!火事、消したど!約束の長靴、持ってきておくれよ!いつもの橋の下で待ってるから!アチチチ!」
雨降り小僧は飛んでいきました。

しかし翌日、もー太くん家のお引っ越しでした。町に引っ越すので、もー太くんは大喜びではしゃぎました。

約束を忘れて・・・

そしてもー太くんは中学に入り、高校にはいり、大学に進学し、社会人になりました。
結婚もし、子供もでき、自分は頑張って会社の社長さんになりました。そのうち、孫もできて・・

ある日、孫の手をひき町を歩いていると、店頭に長靴が並んでいました。
「おじいちゃん、長靴がほしい!」
「いいとも。なんでも買ってやるさ。うん。・・・・・・??」

「ああっ!!!ああ〜っ!!」

もー太おじいちゃんは思い出したのです。

ずーっと、遥か昔のことを。

「ああー!!忘れていた!!」

もー太は大急ぎで長靴を買い、汽車に飛び乗り、ふるさとへ向かいました。

「あいつ、いるかな・・まってるかな・・」

故郷がみえてきました。でも、あれから50年近くが経っています。ビルも建ち、街並みも変わっています。
もー太おじいちゃんは、転がるように駅に降り、息を切らして“約束”の橋の下に向かいました。

橋はコンクリートに変わっていたけれど、間違いなくこの場所です。
土手を転がるように駆け下りました。

橋の下には


うすーく透けてはいるけれど、あいつ、がいました。
雨降り小僧が、あの頃のままの雨降り小僧がいました。

「すまなかったすまなかったすまなかった!待たせてすまなかった。ごめんよ雨降り小僧。」

もー太は雨降り小僧に長靴を渡しました。

「ありがとう・・」

「おまえ、すっと待っていたのか?」

「うん、もー太がきっと来ると思っていたから。」

「すまなかった。でも雨降り小僧。どうしたんだい?姿が透けて消えそうじゃないか。」

「うん、それはきっと、もー太が大人になったからだろう。
でも、間に合ってよかった。」

雨降り小僧は、長靴を大事そうに抱きしめて、

そして消えていきました。

「待ってくれ雨降り小僧、消えないでくれ!もっと話がしたいんだ。待たせたお詫びがしたいんだ。待ってくれ、雨降り小僧!」

もー太は誰もいなくなった河原でひとり泣きじゃくりました。

おわり

子供の時にたくさんあって、大人になるにつれて少なくなるもの。
人生に残された時間。
他に何があるかな?
夢、希望、勇気・・?
どうだろう。
時間は確実に減ってゆくけれど、夢や希望は無くなると思いますか?
私はこう考えます。
そこに変わらずあるのに、見えなくなっているだけなんだと。
大人になるにつれ、様々な世界が広がります。
残念なことに、世の中は正しいことばかりではない。
くだらない情報や、時代の嘘に、君たちのその心を、どうか、曇らせぬよう。
大切なものを見失わない、正しい目を持ち続けてください。

夢とは信じること
勇気とは信じること
強さとは信じること

夢も勇気も強さも自分で手に入れてゆくものであること。

君たちは夢を叶えるためにこの世に生まれてきたのです。それを忘れないでください。
同じ時代に生まれ、巡り会った素晴らしい友たち。これから出会う素晴らしい友たちのため、共に泣き、共に喜べる、そんな人になってください。これから君たちと出会うのを心待ちにしている人が沢山いる。だから、絶対に自分で命を絶ったりしてはいけない。どんなことがあっても生き抜きなさい。そうでなければ、いつか君と出会う運命の人が路頭に迷ってしまうではないか。君たちは決して独りではないのですよ。
本日をもって、この学び屋を旅立ってゆく君たちに、心からの祝福を贈ります。
卒業おめでとう。


■2010年度小学校卒業式
6年前、桜の咲く頃、君たちは小さな身体に大きなランドセルを背負ってこの校舎の門をくぐりました。

そして今、やはり桜の咲く頃、見違えるほど立派に成長した君たちは、大きな希望を胸に抱いて、この学び舎から巣立ってゆきます。

小学校での6年間は長かったでしょうか短かったでしょうか。たくさんの思い出ができたことと思います。

これから皆さんは中学生になって、新しい環境に進みます。
多分、周りの大人の人は「勉強も運動も頑張りなさい」ってみんな口をそろえて言うはずです。もしかしたらみなさんは「なんで勉強しなけれはいけないのだろう」って思うかもしれません。

ある先生がこう言ったそうです。「学校は勉強するところではない。本当の勉強は社会に出てから始まる。だから学校にいる間に“勉強のしかた”を学びなさい。」

さあ、どういう意味だろう。少し難しいかな。わかりやすく教えてあげよう。

みなさんはいづれ大人になって社会に出ます。それから仕事に就いて、長い長い人生を生きてゆくわけですが、そのときに何も考えないで選んだ道が自分の苦手なものだったり嫌いなものだったりしたら人生つまらないよね。どうせなら好きで得意なことを仕事にして頑張りたいよね。

そのためにはどうしたらいいだろう?つまり、社会に出る前、学校にいる間に、自分が何が得意で何が不得意なのか、何が好きで何が嫌いなのかをしっかりと見つけなさい、ということなんだ。

みなさんはまだ小さな種です。将来どんな花を咲かせ、どんな実をつけるのか誰にもわかりません。一生懸命いろんなことにチャレンジし、自分の夢を見つけそれに向かって真っ直ぐ走ってください。

夢や希望、勇気、努力・・・。形の無いものこそが大切で、それらは自分で手に入れてゆくもの。

大人になるにつれ、夢や希望という話を、したり顔で否定する奴らが必ずあらわれます。

どうか惑わされないでください。奴らはクソッタレです。努力をしたことがない奴にかぎってそういうことを言うのです。

学校で先生たちに教わったこと、君たちが過ごしてきた時間を誇りに思ってください。

やまない雨はない。明けない夜はない。明日という日は本来、誰にも平等に与えられるものです。悩みという名の雲が空をおおっても、いつか必ず流れてゆきます。そしてその雲の上には、何億年も変わらぬ青空が常に広がっているのです。

君たちがこの世に生まれた時、お父さんとお母さんから何をもらったかわかりますか?
掌を出してごらん。そこに“命"と書いてごらん。その、命と、もうひとつ。"未来”という名の真っ白な、無限の大きさをもった画用紙です。君たちは、命をしっかりとにぎりしめて、未来を描いてゆくのです。大人になるまでの間に、しっかりと絵の描き方を身につけていってください。そして自分は何を描きたいのか、あせらずじっくりと考えてください。どんなに辛くても、自分の“未来”を途中で破り捨ててはいけません。

君たちは後戻りできない“人生”という名の道を創り、歩み続けているのです。

悩み、苦しみ、泣いたり笑ったり・・・。いつかまた、共に学んだ仲間たちと再会するとき、胸を張って笑えるようしっかりと自分を育ててください。

何かをしてもらうことを待つのでなく、自分ができる事は何かを、常に探せる、そんな人になってください。

一生懸命に生きて生きて、生き抜いて、今日の言葉の本当の意味が理解できるようになった頃、君たちはきっと素敵な大人になっていると思います。

君たちの未来がどのように輝いてゆくのか、本当に楽しみです。

頑張ってね。

卒業おめでとう。

■2011年度小学校入学式
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
PTA会長といっても、なんのことやらわからないよね。
そうだな・・、うん。みなさんのおとうさんおかあさんと、地域のおじさんおばさんと、そして先生たちと協力して、みんながいつも楽しく、安全に、よりよい毎日を学校で過ごせるよう、見守るその軍団のリーダーだよ。
つまり正義の味方だ(笑)
この体育館、おっきいでしょ?
実はついこのあいだできたばかりなんだ。
君たちとおなじ、“ぴっかぴかの一年生”だ。
明日からみなさんは、ここで勉強を・・いや、勉強はあっちの校舎でやるんだけれど(笑)
ここでは運動だよね。
うん、この蒲生小で毎日を過ごすわけですが、
あいさつをしましょう、
とか
車に気を付けましょう、
とかは何度も聞いているよね、
だから・・何を話そうかな。
うん。さっき言った、おとうさんおかあさん、先生、地域のおじさんおばさん達の、正義の味方軍団は、いつでも君たちを見守ってます。
楽しくしてるかな、
いやな思いしてないかな、
意地悪されてないかな・・
いつも気にして心配してるんだけど、気づいてあげれない時もあるの。神様じゃないからね。
だから、困った時は大きな声を出して知らせてください。一番近くにいる人に相談してください。
みんな、君たちの味方であることは間違いないのだからね。

さて、保護者の皆様、本日はおめでとうございます。
この子たちがこれから生きてゆくこの時代は、ますます混迷を呈してきています。
日々情報があふれ、虚々実々、さらには悪意に満ちた情報さえが飛び交っています。
みんなが言ってるから。
なんとなく。
なんかしらないけど、そうらしいから・・。
そんな風に情報に踊らされ、ありもしないことに怯えたり騒いだり、振り回される。
そんな姿を子供たちが見たら、どう思うでしょうか。教育にいいはずがありません。

差別、偏見、先入観。子供たちは本来、そういったものは持ち合わせていません。

大人がうえつけているんです。
悪しき影響を与えているんです。

“看脚下”
という言葉があります。
脚もとを照らせ。己自身をしっかりと見つめよ。
さすれば、どんな暗闇でも決して迷うことはないのだと。
そういう意味です。
今こそ我々自身が、しっかりと脚元を照らし、
この子たちが歩むべき未来への道を照らさねばなりません。
そしていつしか、彼らが、自分自身で道を照らせる力を身に付けるまで、見守っていかねばならないのだと思います。
この学校は、素晴らしい先生ばかりです。地域の方々もとても親切です。安心してご信頼いただき、今後ともどうぞよろしくご協力をお願いいたします。
本日は誠に、おめでとうございました。

■2011年度小学校卒業式
さて、みなさん。いよいよ卒業ですね。
6年前、まだ小さかった君たちが、真新しいランドセルを背負って蒲生小に入学してきたこと、昨日のことのように思い出されます。
またひとつ、大人への階段を昇りはじめる君たちに、本日は、はなむけの言葉を贈ります。
以前、私の恩師から教わった言葉です。
「技術は人が教えてくれる。教えることができる。しかし、やる気、根性は教えることはできない。誰も教えてはくれない。自分で手に入れてゆくものである」と。
頭で“知っている”ことと、実際に“できる”ことは大きな違いがあります。
自分の足で歩いて初めてわかることがたくさんあります。
人生とは、誰にとっても最初で最後。一度きりの旅路です。
君たちは、お父さんお母さんからもらったかけがえのない“命”を背負って、後戻りできない長い長い道のりを歩いてゆくのです。
みなさんはこれから中学生。新たなステージに進みます。世界が広がると、今まで出会ったことのないタイプの人と会ったり、様々な出来事に遭遇します。
驚いたり、迷いとまどうこともあるでしょう。
そんな時は、目先の状況や情報に惑わされず、自分の心の声に耳を傾けてください。
自分が何をしたいのか、
何をするべきか。
先日の雨ふり小僧の話、思い出してください。
忘れてしまっている大切なものはないだろうか。
どこかに雨ふり小僧を待たせてはいないだろうか。
小学校の6年間を思い出してください。たくさんの大切なことを学んだはずです。
できないことを人のせいにしたり、してくれないことに腹を立てるのでなく、未熟な自分を悔しがる、そんな人になってください。
人を羨むヒマがあったら自分を磨きなさい。
不満を持つヒマがあったら自分を高めなさい。
苦しみ、辛さには全て意味があるのです。
夜明け前の暗闇にこそ大切なものが隠れている。
そこで君たちが何を想うのか、何をするのか。
積み重ねる時間の尊さを忘れないでほしい。
人生は、ぼんやり生きるには長すぎて、夢中で生きるには短かすぎる。
まだ子供の君たちが大人に負けないもの。
それは、
未来に残された時間、
可能性という宝物。
そして、それを信じる力、
君たちは夢を叶えるためにこの世に生まれてきたのです。それを忘れないでください。
みなさんは、よっぽどの縁で同じ時代に生まれた。
同じ学校で出会った。
同じ時間を過ごした。
思い出を共有した。

これからだんだんと、それぞれ別々の道を歩いてゆくことになるけれど、
思い出は色褪せない。
君たちが忘れないでいるかぎり、仲間はいつでもそばにいる。

最後に質問をします。
大きな声で答えてください。

蒲生っ子でよかったですか?
蒲生小が大好きですか?
ずっと忘れないでいてくれますか?

さあ、旅立ちです。
胸を張って、自信をもって歩き出しなさい。
君たちの未来が輝かしいものでありますよう、
心から祈ります。
卒業おめでとう。

■2012年度中学校卒業式
昨年度まで9年間小学校のPTA会長でした。
10年目の今年度は初めての中学校のPTA会長。
そして会長も今年でおわり。
贈る言葉シリーズも今年で最後になります。

今回は命について触れてみました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


卒業生のみなさん、本日はご卒業おめでとうございます。
保護者、ご家族のみなさま、おめでとうございます。
時の流れは早いもので、ついこの間小学校を卒業したと思えばもう中学校卒業。
みるみる大人びてくるご子息ご令嬢の成長した姿に、感慨もひとしおのことと拝察いたします。

さて、卒業生のみなさん。今日のこの日を迎え、どんな気持ちでしょうか。
今の時代、いじめやら自殺やら、悲しい事件ばかりが耳に入ってきます。
無責任な情報が乱れ飛び、誰もが道を見失いがちな世の中です。
そんな時代をこれから生きていかねばならない君たちが、どうか道に迷うことがないよう、願いをこめて言葉を贈りたいと思います。
君たちは縁あってこの世に生を受けました。
両親からの祈りと願いを受け命をもらった君たちは、前の世代から受け継いだものを次の世代に伝え繋いでゆく使命があります。
命を自分だけのものと思ってはいけない。
命とは繋いでゆくもの。
命とは自分のものであって自分だけのものではない。
積み重ねられた人々の想い、自分の想いを次の世代に伝え繋いでゆくものなのです。
命が宿りて宿命を負い、
その命を運ぶのが運命。
人生とは出会いと別れの繰り返し。
人は、一刻一秒の分岐点を積み重ねながら、互いに影響を与え合ってゆくもの。
君はいつか誰かと出会い、その人に多大なる影響を与える。
逆もまたしかり。
それ故、どんなに辛くても自分の人生を放棄してはいけない。
絶対に自分で命を断ったりしてはいけないのです。
君たちはまだ人生経験が浅く、今いるところが全て、と思ってしまうかもしれない。
でも、世界は広いんだよ。
これから君たちが歩んでゆく世界はとてつもなく、広い。
道はいくらでもある。
死にたいくらい辛い時は、逃げちゃいなさい。
そう、気づいていないだけで道はいくらでもあるんだ。
走り疲れたら歩けばいい。
歩き疲れたら休めばいい。休み疲れたらやがてまた走りたくなる。
死んじゃったら全て終わりなんだよ。
この先の未来、広い世界には、まだ見ぬたくさんの人々、出来事が、君と出会うのを心待ちにしている。
その時々に、やれることを最大限に努力し自分を高めなさい。
そうすれば、必ずや、次のステージにあがるための出会いに遭遇するはず。
ぼんやりしてると、せっかくの出会い、チャンスを見逃してしまう。。

夢中で生きても一生、ぼんやり生きても一生。です。

大人になるにつれ、様々な世界がひろがります。残念ながら世の中は正しいことばかりではない。
くだらな情報や時代の嘘に、その心を曇らせぬよう。
大切なものを見失わない正しい心を持ち続けてください。
人を羨むヒマがあったら自分を磨きなさい。
不満を言うヒマがあったら自分を高めなさい。
苦しみ、辛さには全て意味があるのです。
人生は、誰にとっても初めての、そして一度きりの旅路です。
君たちの前に道は無く、君たちが踏み出すそのひと足が道となるのです。
苦しいことも楽しいことも、これからの方がずっとたくさんある。
どんなに辛い道のりでも、たとえ遠回りしても、それを越えれば必ず頂上にたどり着きます。
そしていつか、君だけの素敵な頂上の風景を見つけたら、大切な誰かに語ってあげてください。
道に迷っている友達がいたら、「大丈夫」と力強く励ましてあげてください。
この3年間、縁あって巡り会った仲間達。これからそれぞれの道に別れ進んでゆくけれど、一緒に過ごした思い出は決して消えることはない。
それはまぎれもなく君たちがこの中学校で共に過ごし、共に成長をした証だから。
君たちが忘れないかぎり、いつもその心に生きているはず。
この校舎を、今まさに巣立たんとするみなさんに、心からの祝福を贈ります。
卒業おめでとう。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
□過去の贈る言葉シリーズまとめ(同内容mixi過去日記はこちら)
■2006年度小学校卒業式
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■2007年度小学校卒業式
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■2008年度小学校卒業式
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■2009年度小学校卒業式
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■2010年度小学校卒業式
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■2011年度小学校入学式
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■2011年度小学校卒業式
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■2012年度中学校卒業式
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posted by 石川雄規 at 05:47 | 日記
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