
日にちが前後するけれど。
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Battle Arts Academyにてケン・シャムロックのセミナー。ケンとは、藤原組時代。私が新弟子の頃以来の再会。実に20年ぶり。日本ではU,W,F、藤原組、パンクラス。アメリカではUFC、WWEとスーパースターの道を歩きツヅケタケン。カナダでこんなふうに再会するとは、思いもよらなかった。昔とわらずカッコいい。ちなみにロバートデニーロではない。似てるけど。
2014年1月26日。Rising Stars vol.2。観衆300人。選手の素晴らしい成長ぶりを感じた大会。この調子で進化してゆけば、半年後、更に先、たいへんなことになりそうな気がしてきた。Great Job, guys,
お引っ越し。留学生が来たとき泊まれるようにバトラーツハウスにお引っ越し。私の使わせてもらう10畳+バストイレ付きのメインベッドルームをはじめ、全3ベッドルーム+20畳ほどのフリースペースルーム、ダイニングキッチン。リビング。ついでにもうひとつリビング。2台分のガレージ。いやはや、日本人の私には夢のような環境をアンソニーが用意してくれました。私は常住。アンソニーはWWEのロードが戻ってくる週の半分くらいここに住みます。日本からの留学生、誰か来ないか!?待ってるぜ。部屋の全貌はおいおUPします。写真は、料理を作ったはいいが、フォークも皿もまだ用意してなかったので、フライパンから直に”おたま"で食べる図。
大盛り上がりの本日のKhdsクラス。終盤にBigなサプライズ!Anthonyが指導に加わってくれ、Kidsたち大喜び。Santino(Anthony)は言わずと知れたWWEのSuper Star。特に子供たちに絶大な人気がある。なんと、Santinoが、全員とひとりひとりとスパーリング!もう、みんな大興奮!よかったな!Kidsたち。真面目に頑張ってると、何かしらいいことあるもんなんだぜ。
むかし、むかし。ある所にひとりの少年がいました。
彼はあるとき、どこからか不思議な声を聞きました。
『・・・夢を叶えろ・・・』
彼はみんなにそのことを話しましたが、誰も信じてはくれませんでした。
ある人は『夢なんて叶わないよ。叶うわけないよ。』
と嘲笑いました。
しばらくして、少年はまたあの不思議な声を耳にしましたた。
『強くなれば・・・会える・・・』
『!?・・・』
振り返ったけれど、誰もいません。
でも、確かに聞いたのです。
少年は、声を信じて強くなろうと心に決めました。
大人たちは彼をたしなめました。
『夢は夢。現実とは違う。』
悔しくて悔しくて、
悔しくて・・・。
彼は悔しくて泣きながら、独りで強くなる練習をつづけました。
来る日も、来る日も・・。
ある日、彼は一枚の写真を手にいれました。
その写真は神様の家でした。
その神様の所に行けば、強くなれる。
そう聞きました。
海の向こう。オデッサという町。
写真に写っている湖だけが手がかりでした。
その時、またあの声が聞こえたのです。
『行けばわかる・・・。』
青年になったかつての少年は、海を渡ることにしました。
神様に会うために。
その土地は、彼の想像を遥かに超え、広大で、更に手がかりになるはずの湖は無数にありました。
途方に暮れた若者は、あるお店に立ち寄り、そこにいた人たちに写真を見せました。
その中の、ひとりの婦人がその写真を見てびっくりして言いました。
『私の隣の家のおじいさんよ!』
・・・・
若者は神様の弟子にしてもらいました。
彼は神様の元で修行をつみました。
そして彼は祖国に戻り、神様の縁で、その一番弟子の先生の元で、更に修行をかさねました。
それはそれは、厳しくつらい修行でした。
数々の弟子たちが辞めていきました。
でも、彼はあきらめませんでした。
少年の頃に聞いた"あの声”が、どうしても頭から離れなかったのです。
そして彼は強くなり、プロレスラーになりました。
ある日のことです。
デビュー間もない彼が、アントニオ猪木と対戦することになりました。
リングの対角線に立つ、"もうひとりの神様”の髪には白いものが混じり、少年は青年になっていました。
それまでの長い長い道のりが、彼の脳裏をめぐりました。
対戦が終わり、礼をした時、青年は、長い間伝えたかった言葉を、ようやく伝えることができました。
たった一言です。
その言葉を伝えたくて、伝えたくて・・・
世界中を敵にまわしても、伝えたくて・・・。
『猪木さん。ずっとあなたに会いたかったです。』
『そうか。石川クン。 』
肩を抱かれ、答えてくれたその声を聞いて、青年は思い出しました。
そう、その声は、少年の頃に聞いたあの不思議な声だったのです。
涙が溢れ、止まらず、彼は正座して礼をしたまま、ずっと顔をあげられませんでした。
おわり
Kidsクラスのメンバーが増えはじめてきた。そしてようやく成長してきて、"らしく”なってきた。普通の人ならとうにサジを投げているであろうくらいのところ、しつこさなら世界一を自負する石川雄規。怒鳴り付け、諭し、我慢し、誉め、叱りの4ケ月。しつこくやりつづけた成果なのか、単に年齢的に彼らが少し成長したのかわからないが、とにかくやっと実践スパーリング"らしきもの”ができるようになってきたのだった・・・つづく。